組織風土が垣間見える時 〜結婚式スピーチを聞いて感じたこと〜

今日は、高田馬場で高校時代の友人の結婚式に出席した。


挙式自体は素晴らしかったのだが、来賓のスピーチを聞いている時に、
思うことがあったので、少し綴りたいと思う。


今日の新郎新婦は、ともに伝統ある日系企業で勤務。
当然のように、主賓席にはそれぞれの先輩や上司がズラリ。


と、ここまでは普通によくあることだが、
新婦主賓の祝辞のときに、それは起こった。


「新婦**さんは、非常に責任感があり優秀で・・・。
特に若い女性社員に対する指導が的確で、信頼を得ています。
上司としては、若い女の子を押さえてくれることにとても感謝しています。」


「職場のメンバーから**さんに関するアンケートを取ってきました。・・・その中にひとつあったのが、
『**さんは意外とむっつりスケベ』ということです。男性と話していてもどんな話題にもテンポよくついていくらしいです。どんな話をしているのかはわかりませんがね(笑)。。」


某大手証券会社の管理職であるその方は、
「女の子」「むっつりスケベ」といった言葉を、笑いながら普通に発していた。。


テンポの良いスピーチの中の一言であったし、笑いを交えながらだったので、
「場が白ける」とか、「多くの人に不快感を与える」といったことはなかったと思うが、
明らかに、そこに職場の様子が垣間見えてしまった。


新婦の方は、派遣社員としてその会社に勤務し、
優秀な仕事ぶりが認められて正社員となったキャリアウーマンだが、
職場の中で、何度か「セクハラ」を感じたこともあるのではないかと思ってしまった。


社員の人柄(品格)や、組織の風土(特徴)といったものは、
ちょっとした一言や言葉尻に現れるんだな。ということを強く実感した一件であった。


今はまだ披露宴でスピーチをするような立場ではないが、
将来そのような立場になった時に、今回のような失言?をしてしまわないよう、
日々の生活・仕事を通じて、職場風土や自身の人柄を品のあるものにしていきたい。


それにしても、まだ、日本の歴史ある大企業には、
まだまだ男尊女卑に近い風土は残っているんだなぁ。。